初心者向けのボクシング入門

ボクシング入門 防御のテクニック

ガードを固める

海外で誕生した格闘技の中で、日本人に最も馴染みのあるものは何かと考えると、ボクシングと答える人は多いでしょう。ボクシングは日本人のチャンピオンがこれまでに数多く誕生してきた格闘技ですし、タイトルマッチなどの試合がテレビでしばしば放映されているからです。そんなボクシングに強く心を惹かれて、自分のその世界に入門しようと思う初心者は少なくないかも知れません。そういった人たちは攻撃の面ばかりに注目しがちですが、実は防御のテクニックがとても重要であることを知っておくべきです。

ボクシングの基本的な防御のテクニックとしてまず挙げられるのはウェービングです。これは上体を上下左右と色々な方向に動かして、相手のパンチをかいくぐるように避けるというものです。これと同様に上体を動かしてパンチを避けるものにスウェーバックがあり、後ろに体を反らすという点でウェービングと違います。この二つ以外のパンチを避ける防御としては、上体だけではなく膝を使い、下にかがんで避けるダッキング、後ろにステップして避けるバックステップなどがあります。

避けるのではなく手や腕を使ってガードする防御にもいくつかの種類があり、その中でも代表的なのがブロッキングです。これは腕をL字型にして身を守るというシンプルな防御法です。また少し難易度は上がりますが、パーリングは手で相手のパンチを払うというもので、防御するだけではなく相手のバランスを崩すことが期待できます。