初心者ボクシング入門 ジャブ

初心者がボクシングを始めるにあたって、ジャブはパンチの基本となります。

このパンチは小刻みに素早く打ち出すもので、ストレートやフック、アッパーなどに比べると一見地味に見えますが、強いパンチは隙もできやすく何よりも対戦相手に当たらなければ何の意味もありません。

間合いを計りながら試合を優位に進め、相手に強いパンチを当てる為にも必要なパンチです。

ジャブには普通のスピードのものや速いもの、そして強いもの、連打するものなど複数の種類があり、これらを試合で使い分けていきます。

ボクシングジムに入門すると最初に習うものがこのパンチです。打ち方はどうするかというと、まず両手を曲げて構えてからこぶしを振りかぶることなく素早く前へ打ち出し、素早くこぶしを最初の構えまで戻します。ここまでが一連の動作です。フックやアッパーに比べても単純な動きなのですぐに打てるようになります。

上手く打つコツは、力を入れないことです。初心者にありがちなのが力いっぱいこぶしを握って打ってしまうという事がありますが、力を入れれば入れるほど威力はなくなるので、力を入れるのは相手にこぶしが当たる瞬間だけで大丈夫です。

練習をして普通のスピードで打てるようになってきたら、変化をつけていきます。スピードを上げていったり、強いパンチを打ってみたりし、それらも出来るようになったら、連続技も練習していきます。

ジャブからストレートやフック、そしてアッパーと次々と連打を繰り出す事ができるようになれば試合でも有利に進める事が出来るようになります。

初心者に最適 ダンベルによるトレーニング

ボクシングは競技をする目的以外にも、ダイエットの為に行う方が増えています。始めた頃は早く上達したくて、色々のメニューをこなしたいのですが、パンチ力を強化したいと思っている人も多いようです。始めたばかりの初心者には入門とも言えるダンベルを用いたトレーニング方法があります。

パンチ力を強化するには、腕の筋肉を付ける事も重要ですがそれ以上に全身の筋肉のバランスが大切になります。足腰や体幹と呼ばれる全てが安定して初めて、鋭く重いパンチが打てるようになります。これは全てのスポーツで共通事項となるので、怠れば上達の道も遠くなります。筋力の強化をある程度行ったらボクシングの基本でもある、ストレートパンチの練習を行います。これには、負荷の掛からない軽めのダンベルを利用します。しっかりと握りしめて出来るだけ方の高さより上の方に、素早くパンチを繰り出す事でパンチ力強化ができます。

ボクシング初心者にありがちなのが、腕だけで打とうとする事です。肩を痛める危険もあり強く素早いパンチが打てません。肩そして体を使う事を心がける必要があるので、上半身と下半身の筋力アップが必要不可欠になるのです。更に、闇雲に打つのではなく、正しいフォームを常に意識する事も重要となります。